あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
株式会社プランワークス及びプランワークス政策研究所を代表し、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。

旧年中は、弊社の活動に対し、多くの皆様から温かいご支援と建設的なご意見、ご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。

政治・経済・社会の不確実性が高まり続けるなか、現場に根差した政策研究と、実務に直結する提言の重要性は一段と増しております。

弊社としても、日々の調査・分析と議論を通じて、「現場感覚」と「理論」、「民間の知恵」と「公共性」を架橋することを目指してまいりました。

 

2025年を振り返れば、国内外で大きな転換点がいくつも重なった一年でした。

世界的には、地政学的緊張の長期化、エネルギー・食料安全保障の再定義、気候変動対策と成長戦略の両立といった課題が一層先鋭化しました。国内に目を向ければ、人口減少と地域の担い手不足、物価上昇と賃金・分配のあり方、デジタル化・AI活用と制度・人材のアップデートなど、いずれも「これまで通り」の延長線では対応しきれない課題が顕在化しています。

一方で、これらの変化は、日本社会にとって再設計のチャンスでもあります。中央と地方、官と民、そして世代と世代の間で、これまで部分的・断片的であった議論を、より総合的・長期的な視点から組み立て直していくことが求められています。プランワークス政策研究所は、そのための「知的インフラ」として、現場と制度、理念と実務をつなぐプラットフォームでありたいと考えています。

当研究所が特に重視しているのは、第一に「エビデンスに基づく政策立案(EBPM)」の徹底です。世論や風潮だけに流されることなく、データ・法制度・国際比較など多面的な材料を元に、選択肢とトレードオフを明示することが、民主的な意思決定の前提条件となります。同時に、定量的な分析のみに依存するのではなく、現場で働く人々の声、地域の歴史や文化、制度の運用実態といった定性的な視点を丁寧にすくい上げることも欠かせません。数字と現場感覚の両方に足場を持つ政策研究を、今後も追求してまいります。

 

第二に、「民間知と公共性の接続」です。急速な技術革新、とりわけAIやデジタル技術の進展は、政策形成や行政運営のスタイルそのものを変えつつあります。一方で、制度やルールの整備は往々にして技術の進展より遅れがちであり、そのギャップが現場の混乱や不公平感につながる場面も少なくありません。民間企業・スタートアップ・専門家コミュニティなど、最前線で変化を牽引する主体の知見を、公共政策の設計にどう組み込むか。これは、今後の日本社会にとっての重要な鍵です。プランワークス政策研究所は、そうした「民間の現場」と「公共の意思決定」をつなぐ対話の場・共創の場を、継続的に提供していきたいと考えています。

 

第三に、「わかりやすく、開かれた政策言論」です。政策の議論は、しばしば専門用語や前提知識によって閉じたものになりがちです。しかし、本来、政治・政策は一部の専門家だけのものではなく、主権者である一人ひとりの市民が主体的に考え、選択しうるものでなければなりません。当研究所は、専門性を維持しつつも、できる限り平易な言葉で論点を整理し、立場や価値観の違いを踏まえた上で、建設的な対話の土台を提供することを目指します。そのために、レポートや政策提言のみならず、セミナー、オンライン発信、対話イベントなど、多様な形で情報発信と議論の機会を設けてまいります。

 

2026年、これまでの取り組みを一層発展させるべく、いくつかの重点テーマに集中的に取り組んでいく所存です。具体的には、少子高齢化と地域社会の再構築、AI・デジタル技術と法制度・ガバナンスのあり方、行政改革・統治機構改革の方向性、中長期の財政・社会保障ビジョンなど、わが国の将来像を左右するテーマ群を軸に、実務的かつ実行可能性の高い提案を積み重ねていきたいと考えています。

また、研究所単独で完結するのではなく、志を同じくする研究者・実務家・自治体・企業・市民の皆様との協働をこれまで以上に重視してまいります。異なる専門性・立場を持つ人びとが集まり、率直に議論し、時に対立を乗り越えながら、よりよい解決策を模索していく。そのプロセスこそが、民主主義とガバナンスの質を高める原動力であると信じています。

 

本年も、私たちは「現場に根ざし、未来を見据える政策研究」という原点を忘れることなく、一つひとつの案件に丁寧に向き合ってまいります。未熟な点も多々あろうかと存じますが、引き続きのご指導・ご鞭撻、ご批判・ご提案を賜れましたら幸いです。

結びに、本年が皆様お一人おひとりにとって、そしてわが国・地域社会にとって、希望と再生の一年となることを心より祈念申し上げるとともに、プランワークス政策研究所への変わらぬご支援をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。